神ノ川林道に行ってきた話
はじめに
今年行った場所 Advent Calendar 2016 - Adventar 17日目が空いてるので勝手に書いた。12/17に神ノ川林道を踏破しに行ったのでその記事を。
GoogleMapを眺めていたところ、あやしいトンネルを見つけてしまったのが契機である。
林道っぽい…でもなんか頭おかしいほど長いトンネルがある…だと!?
実際調べてみたら北側は神ノ川林道、南側は犬越路林道、トンネルは犬越路トンネルというらしい。500mはある筈。トンネルは林道ということになる。
林道…名の通り森林保全のための道な訳だが、政治的に言えば管轄が国土交通省ではなく農林水産省なのが最大の特徴になる。特に一般的な道路が満たすべき道路構造令の枠外にあり、有り体に言えば規格が低いものも多い。あと一般車の通行が禁止されている林道が多い。
アプローチ
行きたくなったのは良いのだが、東京から比較的近い割に交通から完全に途絶している場所で、そもそも到達に困難を極める。
調べたところ、南の西丹沢は松田までバスが1日6本ほどあり、比較的マシなのだが、北は国道413号に沿って運行するバスが土日は1日2本しかないらしく、この時点で北からのアプローチが確定した。
で、このバスの朝の便は三ケ木バスターミナルを6:55に発車することになっている…三ケ木バスターミナルまでは橋本駅の始発バス6:20に乗れば間に合う…新宿は4:50台の列車に乗る必要がある…4時起きですね。
当日
というわけだが、なんとか4時に起きれたのでバスで神の川入口バス停へ。バスは完全に登山装備の人で一杯だった。時間的に登山客しか使えなそうではある。

本日の起点。もう一人降りてたけど行き先はきっと然程変わらない。

集落の入口があるだけで特になんもない場所で降ろされる。



当日は氷点下だった。さむい。

早速物騒な看板。

※凍っている

この警告はガチであり親切心であることがあとで分かる。

なおこの橋は付け替えられており、旧道が残っていることが早速分かる。

フェンスが御辞儀している。

完全に山道

エビラ沢の滝

林道に水道施設…?

早速すわ崩落か!?

一応通れるけど暫定感ただよう。

釣り場

こんな人里離れた山奥に神社かと思ったら後で書くが集落はあった(過去形)



橋が…落ちた跡が…!


崩落土砂が道に被ってる。

トンネル1号。左に旧道あるの見えたけどスルーした。反対側にはそれっぽいのが無かったので完全に崩落してしまったらしい。

神之川集落跡地。70戸あったのが関東大震災で壊滅、と書いてある。


また崩落だ。


砂防ダムがやたらとある。こちらは本流の。

崩落跡が見える…

神ノ川ヒュッテ。登山道の入口にあたる。車が登ってこれるのはここまで

車両通行止め。まぁ人は関係ないけどな!

砂防ダムが仕事してない。

橋が見えてきた。


橋付け替えしてるの…

また崩落だ。

林道の一部が歩道になってる

工事中。修復維持する気はあるらしい。


またゲートか

ゲート裏は滝だ

トンネルあるのか…


反対側と経年が違うようにみえる。

もう1本。



凍ってる…

ついにアスファルトが消えた

ガードレールまで! この後は感覚がマヒしていったのであんまり写真残ってないけど、神ノ川林道の核心部は殆どダートというか、地面が砂利ならまだマシ、削った岩盤が露出している路面が割と普通だった。

これまた崩落が。

撮影が下手だけど滝は綺麗だった。


突然アスファルトが戻ってきた。橋だからか


本当に道残っているのか

掘割(路面予定のところまで山を削った道

突然の巨大人工物!

ダート道から、突然立派なトラス橋が登場して大変意味不明なんですが!

まわりは防砂ダム以外人工物もないのにトラス橋。


ひわた沢に掛かるのでひわた橋



滝が多いですねー

毛色の違う砂防ダム

すんごい高さの石垣。


洗い越しなんてデフォですよねー


大分高くなってきて景色もいいんだけどピントがズレてた。

人類による必死の抵抗

ここも旧道。

崩落・洗い越しのセット販売。



高度も上がって影になるところはガッツリ雪が残ってた。轍が残っているということは割と頻繁に車が通っているということではある。(1日1回とかか?)
実際に神ノ川林道で、軽トラと1台だけすれ違っている。

ひさしぶりのガードレールが!って言おうとしたら既に落ちそうである。

この足跡なんの動物ですかね?

崩落か?

大規模崩落だ。越えていけばええねん。


神ノ川林道8割踏破したかという地点で突然クオリティが急上昇。アスファルトも復活。


別に崩落が無いとは言ってない!w


ゲート。多分ここから犬越路林道。後から考えるに、先のアスファルトが突然復活した地点あたりからは、犬越路林道経由の方がアクセスが良いので、優先して整備されてるんだと思う。

犬越路隧道ようやく辿り着いたぞ!直線なので出口の光が見えてるけど、滅茶苦茶長い。

神ノ川林道実は先があるけど体力的に限界が近いので行かないです。ぶっちゃけやばそう。

こんなところまできて落書きしとるやつおるのか…アホ過ぎる…

ダート道メインだった筈なのに、出口に突然街灯が見えて何が起こっているのか分からなくなった。結論から言うと、犬越路林道は神ノ川林道と違ってかなり整備状況が良かった。普通に市町村道である。

反対側洞門。ただこちら側も崩落はひどい。崩落がきちんと撤去されているのが違いである。


ほんの数km手前までダートだったとは思えんクオリティ。

とはいえヘアピンはキツい。

掘割。



西丹沢側のゲート。

犬越路林道は崩落の撤去跡はたくさんあったけど、整備状況が良いのであんまり語ることもなかった。これでおしまい!(と思ったんだけど林道はこの先まで続いてた。

ヤギ

河原。

この辺りで西丹沢自然教室に着いた。時間は13時頃だったか。思ったより早く着けた。あとは体力的にもう限界だったのでバスが来るまで1時間30分ぐらい中で死んでた記憶しかない。
バス中でダムの目の前通ってるんだけど爆睡してて記憶がない…

18きっぷだったので、新松田駅までは行かずに、御殿場線谷峨駅から帰路に。おつかれー


なお、この日の歩行距離は神の川入口バス停から西丹沢自然教室までで22km。自己記録更新してしまった…(登りの方が多かったことを考えると尚更…
蛇足
神ノ川林道、整備状況があまり良くはないのだが、利用されてないからとかそういうのではなく、純粋に崩れやすい山で予算が足りてないというだけだと思われる。実際付け替え跡られた跡や工事跡が至るところにあるし、今年の夏に一度崩落で通行止めになったのを後で知ったのだが、見てのとおり少なくとも車が通れるようになるまでは復旧していた。下手な酷道よりは利用されているのでは、という印象である。