宝石の煌き+拡張:都市
はじめに
この記事はボドゲ紹介 Advent Calendar 2017 - Adventarの2日目ですが、大変遅れてしまったので4日目ぐらいに掲載されています。申し訳ない。
宝石の煌き(英題Splendor)と、その拡張、都市について解説します。
勝利条件
宝石の煌きは宝石を集めて発展カードを買っていき、最終的に勝利点15点を集めるゲームです。勝利点を得る方法としては以下の2つがあります。
- 発展カードを購入する
- 貴族タイルを獲得する
順番に見ていきましょう。
発展カード
図のように3つの世代に分かれており、後ろの世代になるほど勝利点もコストも大きくなります。左上の数字が勝利点、左下に書いてあるのがコストです。
右上に書いてある宝石は産出する宝石です。購入時に必要な宝石を減らすことができます。つまり、発展カードを買うことによって、高コストなカードを安く買うことができるようになるわけです。
貴族タイル
貴族タイルは左下に書かれた枚数の発展カードを持っていると自動で入手することができます。左上の点数が入ります。勿論早いもの勝ちです。
ターン
このゲームは順番に以下の3つの行動のうち1つを行い、手番を回していくゲームです。
トークンを獲得する
宝石1つ分の価値になるトークンを獲得します。発展カードと違い使い捨てです。
取得する方法は
- 異なる種類の宝石3つ
- 同じ種類の宝石2つ(ただしその宝石トークンが4つ以上ある場合のみ可)
の2つです。なお、持てる宝石トークンの数は10までです(重要)
発展カードを購入する
カードを1枚、コスト分の宝石を支払い、手元に公開して置きます。
発展カードを確保する
カードを1枚確保します。コストは必要ありませんが、まだカードの効果も発揮しません。手札として持っておきます。確保することにより、自分のみが対象のカードを購入することができるようになります。もちろん購入する際には宝石を支払う必要があります。
また確保する際に1枚黄金トークンを手に入れることができ、このトークンはオールマイティーな宝石として扱うことができます。便利!
で、どんなゲームなんですか
このように宝石の煌きはおおまかには拡大再生産ゲームですが、購入の場を共有することになるので、自分しか買えないカードが沢山できるようにカードを構築していく必要があります。
あとカジノのチップを流用したコンポーネントがいいです。その分ちょっと値段が張るんですが、それだけの価値はあります。
拡張ルール
拡張は4種類のルール追加があり、好きな拡張ルールを混ぜてプレイすることができます。
都市
拡張パックのタイトルにもなっている拡張です。勝利条件が15点ではなく、最初にランダムで選ばれる都市を購入するルールに変更されます。都市には、勝利点が少ない代わりにカードの枚数が結構必要だったり、逆に勝利点が沢山あればOKみたいな都市もあったりします。
東洋
各世代に2枚ずつ、購入できる特徴的な発展カードを増やす拡張です。既に持っている発展カードのマークをコピーしてその宝石が付いたカードとして扱う発展カード、下の世代のカードをノーコストで入手することができるカード、宝石トークン2枚分として扱うカード、2枚の発展カードを破棄して購入するカードなどがあります。
交易所
5つのパワーが書かれたボードが追加されます。パワーは左に条件(主に発展カード)、右に恩恵が書かれています。条件を満たしたら当該パワーに紋章トークンを置いて示します。
- 赤3白1 -> 発展カード購入時に宝石トークンを1枚獲得
- 白2 -> 同じ色の宝石トークン2つ獲得した際に他の色のトークン1つを追加で得る
- 青3黒1 -> 黄金トークンは1色のトークン2枚分に数える
- 緑5+貴族タイル -> 5点
- 黒3 -> 紋章1つにつき1点
城塞
カード購入時に以下の行動のうち、どれか1つを行う必要があります。
- 公開されている発展カードに城塞を置く
- 置かれている城塞を移動する
- 他のプレイヤーの城塞を取り除く
城塞の効果は以下のようなものです。
- 他のプレイヤーの城塞が置かれているカードは購入できない
- 他のプレイヤーは城塞を置くことができない
- 3つの城塞が置かれたカードはターンを消費せずに購入できる(購入時の行動を追加で行う
拡張まとめ
慣れてきて、普通のゲームに飽きたプレイヤーも楽しめるものになってます。宝石の煌き好きな方は是非購入してみては。
個人的なオススメは交易所です。都市も割とどんなゲームに入れても面白いので、デフォルトで突っ込んでしまってもいいかもしれません。
なお、私がプレイしたときは、城塞がやたら不評でした。これ妨害効果強過ぎて割と別ゲーな雰囲気です。東洋とか入れると選択肢が増えて多少はマイルドになるかもしれません。